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04 預け先とお金

ペットシッターの料金と選び方:老犬の介護も頼める?

この記事のポイント

  • ペットシッターとは、飼い主の家に来て、留守のあいだの犬の世話をする仕事です。
  • ペットシッターを営むには、動物愛護管理法にもとづく第一種動物取扱業(保管)の登録が必要です。広告には登録番号などを表示することになっています。
  • 料金は、1回あたりの基本料金に、交通費・時間指定・繁忙期の割増などが加わる形が多く、公表例では犬1回30分〜1時間で約2,800〜5,000円でした。
  • 老犬の介護や通院の付き添いを受けているシッターもいます。できること・できないことを、最初の打ち合わせで確かめましょう。

ペットシッターの料金は、1回あたりの基本料金に、交通費や繁忙期の割増などが加わる形が多く、公表されている例では犬1回30分〜1時間で約2,800〜5,000円です。ペットシッターは、動物愛護管理法の第一種動物取扱業(保管)の登録が必要なので、登録番号を確かめてから頼みましょう。老犬の介護や通院の付き添いを受けているシッターもいます。できることは人によって違うので、最初の打ち合わせで確かめると安心です。

ペットシッターとは?ペットホテルとの違い

ペットシッターとは、飼い主の家に来て、留守のあいだの犬の世話(ご飯・水・トイレ・散歩など)をする仕事です。ペットホテルは犬を施設で預かりますが、シッターは犬がいつもの家で過ごせるのが違いです。年をとった犬を、できるだけいつもの家で過ごさせたいときの選択肢のひとつになります。

ペットシッターに必要な登録は?第一種動物取扱業(保管)

動物の保管などを仕事にする人は、動物愛護管理法第10条により、事業所の所在地を管轄する都道府県知事の登録を受けることになっています。業種の分け方では、ペットシッターは「保管」にあたります。

業種内容例
保管保管を目的に顧客の動物を預かる業ペットホテル、ペットシッター、ペット美容(動物を預かる場合)

出典:e-Gov法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律」第10条、愛知県「第一種動物取扱業について」、岐阜県「動物取扱業の登録」(2026年10月23日に確認)

登録したシッターは、氏名や登録番号などを書いた標識を掲げることが義務になっています。また、チラシやサイトなどの広告には、次のことを表示することになっています。

  • 事業者の氏名(法人の名称)、事業所の名称と所在地
  • 第一種動物取扱業の種別(保管など)
  • 登録番号、登録年月日、登録の有効期間の末日
  • 動物取扱責任者の氏名

出典:岐阜県「動物取扱業の登録」(標識)、埼玉県「第一種動物取扱業の広告について」(広告の表示事項)(2026年10月23日に確認)

サイトに登録番号が見当たらないときは、問い合わせのときに聞いてみましょう。

ペットシッターの料金はいくら?

ペットシッターの料金を全国でまとめた公的な統計は見つかっていません。ここでは、料金を公表しているシッターの例を載せます。

シッター(地域)犬1回の基本料金ほかにかかるもの
LaToNeRu(東京都世田谷区・杉並区)30分2,860円/45分3,520円/60分4,180円(大きさに関係なく同じ)交通費3km以内550円、初回登録3,000円、夜間(19時〜9時)2,200円、繁忙期20〜30%増
ペットシッタームーン(栃木県宇都宮市)1時間以内:小型犬2,800円/中型犬3,400円/大型犬4,000円交通費(距離×70円の往復)、初回登録料500円、繁忙期など1日500円
Smiles(東京都大田区)50〜60分:小型・中型犬4,000円/大型犬5,000円出張費1km未満無料〜5kmまで900円、初回カウンセリング1,300円、繁忙期20%増

出典:各シッターの料金表(LaToNeRu「料金表」、ペットシッタームーン「料金表」、Smiles「ペットシッター料金表」)(2026年10月23日に確認)。税込か税抜かは表示がありませんでした。料金は変わることがあるので、頼む前に確かめてください。

比べるときは、1回の料金だけでなく、総額で比べるのがおすすめです。たとえば「2泊3日、1日2回」のように、頼みたい日数と回数を伝えて見積もりをもらうと、交通費や割増を含めた金額がわかります。

老犬の介護もペットシッターに頼める?

老犬の介護や付き添いをサービスにしているシッターもいます。たとえば大田区のSmilesは、老犬介護・付き添いを最初の1時間4,000円〜(以降1時間3,000円〜)、通院代行を1回5,500円(交通費・病院の費用は別)で公表しています。

出典:Smiles「ペットシッター料金表」(2026年10月23日に確認)

老犬の世話を頼むときは、最初の打ち合わせで次のことを確かめましょう。

  • おむつ交換、食事や水の介助、寝返りの手伝いをどこまでできるか
  • 薬が必要な場合、引き受けてもらえるか(頼み方は、先にかかりつけの動物病院に相談しておく)
  • 具合が悪そうなとき、誰に連絡し、どの病院に連れて行くか
  • 1日に何回来てもらえるか、夜間の訪問はできるか

体の状態に合わせた世話のしかたは、かかりつけの動物病院に聞いておき、シッターに書面で渡すと安心です。

長く預ける必要があるときは、老犬ホームの費用と選び方もあわせて読んでみてください。介護がつらくなってきたときは、老犬の介護に疲れたときにもまとめています。

ペットシッターの選び方:頼む前に確かめること

  1. 登録番号:第一種動物取扱業(保管)の登録番号と、動物取扱責任者の名前を確かめる
  2. 打ち合わせ:事前に家に来てもらい、犬の様子や家の中を見てもらう
  3. 料金の総額:交通費・割増・キャンセル料を含めて見積もりをもらう
  4. 緊急時の対応:具合が悪くなったときの連絡方法と、連れて行く病院を決めておく
  5. 鍵と保険:鍵の預け方・返し方と、物が壊れたときの補償を確かめる

初めて頼むときは、短い時間で一度試してみると、犬とシッターの相性もわかります。

よくある質問

ペットシッターの料金は、1回いくらですか?

シッターごとに違います。公表されている例では、犬1回30分で2,860円、1時間で2,800〜5,000円(犬の大きさによる)などでした。これに交通費や初回の登録料、繁忙期の割増が加わることが多いので、総額で比べましょう。

ペットシッターに資格は必要ですか?

動物愛護管理法にもとづき、ペットシッターは第一種動物取扱業(保管)として、都道府県などへの登録が必要です。事業所には登録番号などを書いた標識を掲げ、広告には登録番号などを表示することになっています。

老犬の介護も頼めますか?

老犬の介護や付き添い、通院の代行をサービスにしているシッターもいます。たとえば東京都大田区のシッターは、老犬介護・付き添いを最初の1時間4,000円〜、通院代行を1回5,500円で公表しています。おむつ交換や食事の介助など、できる内容はシッターごとに違うので確かめてください。

シッターに薬を飲ませてもらうことはできますか?

引き受けてもらえるかどうかは、シッターに直接確かめてください。薬が必要な犬は、薬のことをシッターに頼んでよいか、どう頼めばよいかを、先にかかりつけの動物病院に相談しておくと安心です。

ペットシッターの打ち合わせで確かめることリスト

印刷して、終わったものに印をつけて使えます。

  • 第一種動物取扱業(保管)の登録番号と、動物取扱責任者の名前
  • 1回の時間と基本料金、多頭の追加料金
  • 交通費、初回の登録料・打ち合わせ料、時間指定や夜間・早朝の割増
  • 年末年始・お盆などの繁忙期の割増と、キャンセル料
  • 老犬の介護(おむつ交換、食事の介助、寝返り)をどこまで頼めるか
  • 薬を飲ませてもらえるか、通院の付き添いはできるか
  • 具合が悪くなったときの連絡方法と、連れて行く病院
  • 鍵の預け方と、損害が起きたときの保険

いぬのながいき手帖 https://inu-nagaiki.com/articles/petsitter-ryokin/

参考にした情報

制度や料金は変わることがあります。最新の情報は、各機関・施設の公式サイトや窓口でご確認ください。

この記事の更新履歴

  •  公開しました。

次に内容を見直す予定:2027年4月ごろ

内容の誤りや古い情報にお気づきの方は、お問い合わせからお知らせください。

この記事を書いた人

いぬのながいき手帖 編集部

老犬の介護・預け先・お別れについて、環境省・厚生労働省・自治体などの公的な情報と、獣医師の監修をもとに記事を作成しています。受診の目安など体に関わる内容は、獣医師の確認を経たものだけを公開します。

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