老犬の介護に疲れたとき。ひとりで抱え込まないための方法
この記事のポイント
- 老犬の介護に疲れを感じるのは、自然なことです。疲れたと感じたら、休む方法を考えるタイミングです。
- 夜の当番や通院の付き添いを家族で分けると、まとめて休める日を作れます。
- 数日〜数か月だけ預けられる老犬ホームやペットシッターを、元気なうちに調べておくと、いざというとき頼りやすくなります。
- 介護の記録を家族で共有しておくと、交代するときも、病院に相談するときも話が早くなります。
老犬の介護に疲れを感じるのは、自然なことです。夜泣きや食事・トイレの世話が続けば、誰でも体と気持ちが疲れます。疲れたと感じたら、それは「休む方法を考えるタイミング」です。家族で分担する、短期で預けられる先を見つけておく、記録を共有して相談しやすくする。ひとりで抱え込まないための方法をまとめます。
介護の疲れは、どこから来る?
老犬の介護の疲れは、次のようなことが重なって大きくなりがちです。
- 夜泣きや夜のトイレで、まとめて眠れない
- 食べない・歩けないなど、心配が続く
- 仕事や家のことと、時間のやりくりが難しい
- 世話をするのが、家族の中で一人に偏っている
どれか一つでも軽くできると、続けやすくなります。
家族で分担する:まず「夜」から分ける
いちばん効くのは、夜の当番を分けることです。曜日ごとに担当を決めるだけでも、まとめて眠れる日ができます。このページの最後に、書き込んで使える分担表を用意しました。印刷して冷蔵庫などに貼って使ってください。
離れて暮らす家族がいる場合も、通院の付き添いや買い出し、預け先探しなど、手伝えることはあります。この記事をLINEで送って、話すきっかけにしてみてください。
預け先を、元気なうちに見つけておく
数日〜数か月だけ預けられる先を知っておくと、飼い主が体調を崩したときや、少し休みたいときに頼れます。
| 預け先 | 向いている場面 |
|---|---|
| 老犬ホーム(短期) | 数日〜数か月。介護に慣れたスタッフに任せたいとき |
| ペットシッター | 昼の様子見、短時間の世話。家で過ごさせたいとき |
| ペットホテル | 数日。介護の度合いによっては受け入れが難しいことも |
受け入れの条件や料金は施設・業者ごとに違います。必ず事前に確かめてください。
老犬ホームの選び方と見学で聞くことは、老犬ホームとは?費用の目安と選び方にまとめています。
記録を共有して、相談しやすくする
ご飯の量、トイレ、夜に起きた時刻などを、家族で共有できるメモ(スマホの共有メモや、紙のノート)にまとめておくと、次のような場面で役に立ちます。
- 当番を交代するとき、様子をすぐ引き継げる
- 動物病院で、変化を正確に伝えられる
- 預け先に、ふだんの世話の仕方を伝えられる
「休んでいい」と思えるように
介護を続けるには、世話をする人が元気でいることが欠かせません。預けること、手伝ってもらうことは、愛犬のためにもなります。つらさが続くときは、かかりつけの動物病院で「介護がつらい」と話してみてください。介護のやり方を一緒に考えてもらえることもあります。
いまの介護の段階と、準備しておくと楽になることは、介護ステージチェックで確かめられます。
よくある質問
老犬の介護がつらいと感じるのは、愛情が足りないからですか?
そうではありません。夜泣きや食事・トイレの世話が続けば、誰でも体と気持ちが疲れます。疲れを感じることと、愛犬を大切に思う気持ちは、両立します。
仕事と介護を両立するには、どうすればいいですか?
留守番の時間をどう過ごさせるか(寝床・水・トイレの配置)を整えたうえで、ペットシッターに昼の様子見を頼む、在宅勤務の日を介護に合わせるなどの方法があります。介護が長くなりそうなときは、短期で預けられる先も調べておきましょう。
老犬ホームに預けるのは、かわいそうですか?
預け先を使うことは、飼い主が倒れずに介護を続けるための方法のひとつです。短期で預けて、その間に飼い主が休むという使い方もあります。施設を選ぶときは、見学で夜間の体制や病院との連携を確かめると安心です。
介護の分担表(家族で書き込んで使う)
印刷して、終わったものに印をつけて使えます。
- 朝のご飯と薬:( )
- 昼の様子見・留守番の準備:( )
- 夕方の散歩・トイレ:( )
- 夜の当番(月・水・金):( )
- 夜の当番(火・木・土・日):( )
- 通院の付き添い:( )
- 介護用品・フードの買い出し:( )
- 困ったときに預ける先:( )
いぬのながいき手帖 https://inu-nagaiki.com/articles/roken-kaigo-tsukare/
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この記事を書いた人
老犬の介護・預け先・お別れについて、環境省・厚生労働省・自治体などの公的な情報と、獣医師の監修をもとに記事を作成しています。受診の目安など体に関わる内容は、獣医師の確認を経たものだけを公開します。