急いでいる方へ:すぐ病院か、様子を見ていいか

症状から確かめる →

01 症状と受診

老犬の夜泣きが続くとき。眠れない飼い主のための対処と相談先

この記事の監修:獣医師 氏名非公開
体に関わる記事(受診の目安・家でのケアなど)は、獣医師が内容を確認しています。氏名は公開していません。

この記事のポイント

  • 老犬の夜泣きは、トイレ・のどの渇き・暑さ寒さ・不安など、理由が一つではありません。
  • 何時ごろ・どのくらい鳴くか、鳴く前に何をしていたかを数日記録して、かかりつけの動物病院に相談します。
  • 家では、寝床の場所を家族の近くに移す、夜の前にトイレをすませるなど、暮らしの中でできることを試せます。
  • 飼い主が眠れない日が続くときは、家族で夜の当番を分けたり、短期で預けたりして、休む時間を作りましょう。

老犬の夜泣きは、トイレ・のどの渇き・暑さ寒さ・不安など、理由が一つではありません。まず、何時ごろ・どのくらい鳴くか、鳴く前に何をしていたかを数日記録して、かかりつけの動物病院に相談します。あわせて、寝床の場所や昼の過ごし方を見直すと、落ち着くこともあります。飼い主が眠れない日が続くときは、ひとりで抱えず、休む方法も考えましょう。

まず、記録をつける

夜泣きの理由を探すには、記録がいちばんの手がかりになります。3日〜1週間ほど、次のことをメモしてみてください。

  • 鳴きはじめた時刻と、鳴いていた長さ
  • 鳴く前に何をしていたか(寝ていた、歩き回っていた、トイレのあと など)
  • 何をしたら落ち着いたか(水を飲んだ、抱っこした、トイレに行った など)
  • その日の昼の過ごし方(散歩、昼寝の長さ)
夜泣きの記録の記入例。鳴いた時刻と長さ、鳴く前にしていたこと、落ち着いたこと、昼の過ごし方を1日ずつ書く表
夜泣きの記録の記入例です。数日分たまったら、かかりつけの動物病院に見せて相談します。イラスト:いぬのながいき手帖

すぐ病院に電話したほうがいいサイン

こんなときは、すぐ動物病院に電話してください

  • 痛がるように鳴く、触ると嫌がる
  • 急に始まり、ほかの様子もいつもと違う

家でできること

暮らしの中で試せること

  • 寝床を、家族の気配がわかる場所に移す
  • 寝る前に、トイレと水をすませる
  • 寝床の暑さ・寒さを見直す(季節の変わり目は特に)
  • 昼のうちに、短くても外の空気にふれる時間を作る

夜中に歩き回ってぶつかる場合は、家具の角をやわらかいもので覆う、円形のサークルで囲うなどの工夫もあります。介護用品の選び方は老犬の介護用品にまとめています。

飼い主が眠れないときは

夜泣きが続くと、飼い主の睡眠が削られ、体も気持ちも疲れてしまいます。次のような方法で、休む時間を作ってください。

  1. 夜の当番を家族で分ける:曜日ごとに担当を決めるだけでも、まとめて眠れる日ができます。
  2. 昼に少し眠る:在宅のときは、愛犬が寝ている間に一緒に休みます。
  3. 短期で預ける:数日だけ預かってくれる老犬ホームやペットシッターもあります。老犬ホームの費用と選び方を参考にしてください。

疲れがたまってきたと感じたら、老犬の介護に疲れたときも読んでみてください。

よくある質問

老犬の夜泣きは、病院に相談してもいいのですか?

相談してかまいません。夜泣きの理由を探す手がかりになるので、何時ごろ・どのくらい鳴くかの記録を持っていくと伝わりやすくなります。飼い主が眠れていないことも、あわせて伝えてください。

夜泣きで近所に迷惑をかけていないか心配です。

窓を閉める、寝床を外壁から離れた部屋に移すなどの工夫があります。気になる場合は、ひと言あいさつしておくと、気持ちが楽になることもあります。

夜泣きのときは、そばにいたほうがいいですか?

そばに行ってやさしく声をかけたり、なでたりすると落ち着くこともあります。トイレや水、寝床の暑さ・寒さなど、困っていることがないかも見てあげてください。毎回起きて付き添うのがつらいときは、寝床を家族の気配がわかる場所に移す方法もあります。どう接するのがいいか迷うときは、記録を持ってかかりつけの動物病院に相談してください。

参考にした情報

制度や料金は変わることがあります。最新の情報は、各機関・施設の公式サイトや窓口でご確認ください。

この記事の更新履歴

  •  獣医師の監修を経て公開しました。

内容の誤りや古い情報にお気づきの方は、お問い合わせからお知らせください。

この記事を書いた人

いぬのながいき手帖 編集部

老犬の介護・預け先・お別れについて、環境省・厚生労働省・自治体などの公的な情報と、獣医師の監修をもとに記事を作成しています。受診の目安など体に関わる内容は、獣医師の確認を経たものだけを公開します。

この記事の監修者

氏名非公開(獣医師)

体に関わる記事(受診の目安・家でのケアなど)は、獣医師が内容を確認しています。氏名は公開していません。

急ぎの方:すぐ病院か確かめる