シニア犬は何歳から?人間の年齢に換算した目安と、変化のサイン
この記事のポイント
- シニア犬が何歳からかは決まっていません。米国動物病院協会(AAHA)の指針では、シニア期を「推定寿命の最後の25%から最期まで」としています。
- 環境省の換算表では、犬の7歳は小・中型犬で人の44歳、大型犬で人の54歳。10歳は小・中型犬で56歳、大型犬で75歳が目安です。
- 5歳ごろからは大型犬のほうが早く年をとる目安になっているため、大きな犬ほど早めに準備を始めると安心です。
- 散歩が短くなる、段差をためらう、夜に起きるなど、暮らしの中の小さな変化を記録しておくと、病院で相談しやすくなります。
シニア犬が何歳からかは、犬の大きさや犬種で違い、決まった年齢はありません。米国動物病院協会(AAHA)の指針では、シニア期を「推定寿命の最後の25%から最期まで」としています。年齢の目安としては、環境省の換算表で、犬の7歳は小・中型犬で人の44歳、大型犬で人の54歳にあたります。
シニア犬は何歳から?決まった年齢はない
シニア犬とは、年をとって体や暮らしに変化が出てくる時期の犬のことです。米国動物病院協会(AAHA)の2023年の指針は、犬種や大きさで寿命が違うことから、シニア期を年齢では区切らず「推定寿命の最後の25%から最期まで」と定めています。
出典:AAHA「2023 AAHA Senior Care Guidelines for Dogs and Cats」(2026年10月22日に確認)
犬の年齢を人間に換算すると何歳?
環境省の換算表では、小・中型犬と大型犬で年のとり方が違います。
| 犬の年齢 | 小・中型犬 | 大型犬 |
|---|---|---|
| 5歳 | 36歳 | 40歳 |
| 7歳 | 44歳 | 54歳 |
| 10歳 | 56歳 | 75歳 |
| 12歳 | 64歳 | 89歳 |
| 15歳 | 76歳 | 110歳 |
出典:環境省 パンフレット「犬・猫の年齢と人間の年齢への換算表」(2026年10月22日に確認)。品種や飼育環境によって異なります。
すべての年齢は犬の年齢換算で確かめられます。表のとおり、5歳ごろまではほぼ同じですが、その後は大型犬のほうが早く年をとる目安です。大きな犬ほど、早めに準備を始めると安心です。
暮らしの中で気づきやすい変化
年をとってきたサインは、毎日の暮らしの中に出てきます。次のような変化に気づいたら、記録しておくと病院で相談しやすくなります。
- 散歩の距離や時間が、前より短くなった
- 段差やソファの上り下りをためらう
- 寝ている時間が長くなった、夜中に起きる
- 食べる量や、好みが変わった
- トイレの失敗が増えた
急に変わったとき、いつもと様子が違うときは、年のせいと決めつけず、かかりつけの動物病院に相談してください。急ぎかどうか迷うときはすぐ病院か確かめるを見てください。
シニア期に入ったら準備したいこと
- 記録をつけはじめる:体重、食べる量、散歩、トイレの回数。スマホのメモで十分です。
- 健康診断の受け方を相談する:シニア期の健康診断をどのくらいの間隔で受けるか、かかりつけの病院で相談しておきます。
- 夜間に診てくれる病院を調べておく:電話番号を冷蔵庫などに貼っておくと、いざというとき慌てずにすみます。
- 家の中を少しずつ整える:滑りにくい床、段差のスロープなど。くわしくは老犬の介護用品の選び方で紹介しています。
いまの段階は、介護ステージチェックの6つの質問で確かめられます。
よくある質問
犬は何歳から老犬ですか?
決まった年齢はありません。米国動物病院協会(AAHA)の指針では、犬種や大きさで寿命が違うため、シニア期を年齢ではなく「推定寿命の最後の25%から最期まで」と定めています。
犬の7歳は、人間でいうと何歳ですか?
環境省の換算表では、小型犬・中型犬の7歳は人の44歳、大型犬の7歳は人の54歳が目安です。
シニア犬になったら、何から始めればいいですか?
ふだんの食べる量・散歩の距離・寝ている時間を記録しはじめること、シニア期の健康診断の受け方をかかりつけの病院で相談しておくこと、夜間に診てくれる病院を調べておくことの3つから始めると安心です。
参考にした情報
- 環境省 自然環境局 動物愛護管理室 パンフレット 7ページ「犬・猫の年齢と人間の年齢への換算表」
- AAHA「2023 AAHA Senior Care Guidelines for Dogs and Cats: Defining the Senior Patient」
- Wang T, et al. Cell Systems, 2020(犬と人の年齢の換算式)
制度や料金は変わることがあります。最新の情報は、各機関・施設の公式サイトや窓口でご確認ください。
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この記事を書いた人
老犬の介護・預け先・お別れについて、環境省・厚生労働省・自治体などの公的な情報と、獣医師の監修をもとに記事を作成しています。受診の目安など体に関わる内容は、獣医師の確認を経たものだけを公開します。